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疲れの原因は脳の使い方!~疲れの正体は?~

私たちは、脳や心のことって学校で学んできてていませんよね。心身共に健康に生きていく上でとっても大切なことなのに。。最近になって、疲れの正体が分かってきました。それは脳の使い方にあるのです。ぜひ疲れの正体を知って疲れない脳を作っていきましょう。

脳のアイドリング状態

脳は、気づくとあれこれ物思いにふけってしまう性質があります。
ぼうっとしていると思っていても雑念が次々湧いてきて、気持ちが囚われていくことがあるかもしれません。
堂々巡りの思考で日々覆われていませんか?
そんな時、脳は、ぼうっとしているのではなく、何かを考える体制、アイドリング状態になっているのです。

脳のエネルギー消費の60~80%の正体は?

脳は、意識的な仕事(話をする、読書をする、思考分析をする等)の時のみ活動し、
何もせずぼんやりしている時は休んでいると考えられていました。

しかし、最近の研究で、安静状態の脳で重要な活動が営まれていることがわかってきたのです。
そのエネルギーは、なんと意識的なことに使われるエネルギーの20倍!!
脳は集中している時よりも何も考えていないと思っている時の方が、ずっとエネルギーを消費していたのです。

私も、好きな勉強をしたり記事を書いたり、夜中まで費やしてもそんな時は疲れ知らず。
自分の好きなことをやっている時は、すごく忙しくても疲れない。
睡眠は7時間が良いなどと耳にしますが、3時間睡眠でパワフルな人もいます。
でも寝ても寝ても疲れが全く取れない。。
そんな時期も随分ありました。

その原因は?? デフォルト•モード•ネットワーク”
ぼんやり何もしていない時、、脳は休んでいなかったのです!

“デフォルト•モード•ネットワーク”とは?

デフォルト・モード・ネットワーク とは、車でいう、アイドリング状態。
停止してもいつでも発進出来るようエンジンを切らないでいる状態です。
脳が意識的な活動をしていない時(ぼんやりしている時)に活性化する神経回路のこと。
あちこちの脳の領域で様々な活動を同調させる働き。
これが脳のエネルギー消費の60~80%だとわかってきたのです。

あれ買いたいあ、でも節約しないといけない。。どうしよう、、悩むなあ
昨日の子供との喧嘩、こんな風に言うべきかもしれない。自分が嫌になる。。
〇〇さんへLINEの返信まだだった。怒っているかな?大丈夫かな?何て言おう?~
そうだ、送別会の予約しなければならなかった。どこにしよう??~
などなど

ぼうっとしているようなとき、歩いていたり、自転車に乗っていたり、家のことをしていたり、
あまり深く考えないでいるようなとき、
雑念が次々と湧いてきて、気持ちが囚われていく、、
こんな時、脳はアイドリング状態。わたし達を最も疲れさせているのです。
脳が危機へ備え、万が一に備えているわけです。。

物理的な疲労(スポーツ、運動、楽しい忙しさ)以上に、脳の疲労が“疲れた”という感覚をもたらしている、
こんな脳の無駄遣い、エネルギーの無駄遣いはやめたいですね!

脳の無駄使い(アイドリング)をなくすには?

では、脳のアイドリング状態、デフォルト・モード・ネットワークが活性化しないようにするには、どうしたらよいでしょう?

早めに行動!!

やるべきことなのに、いつまでもやらないでいると
常にアイドリング状態で“やらなければ!!”と頭の中で出入りばかりします。
注意力も散漫になり、集中力もなくなります。
やってしまえば、それは頭の中から消えるはずです。

興味のあること(楽しい!)と感じることをする

好きなことをしている時は、時間が経つのがとっても早く感じます。

私は子育てしながら大学の通信学部へ編入し、心理学を学びましたが、そんな時はとても楽しく、学びが楽しくて、夜中のレポートも全く苦ではありませんでした。勉強でも、集中している時は、脳は疲れません。

逆に休みの日等、昼近くまで寝てしまったときや、ダラダラしてしまった時など、休まるどころか逆に疲れてしまったなんて経験もあるのでは? “あ~寝ちゃった。。”と時間を無駄にしてしまった自分を情けなくも思ったり、、。
それはいくら身体を休めても、脳が休まっていないからです。
つまりデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が活性化してしまっているから。
脳のエネルギーがどんどん奪われているからです。

何だか疲れたなと感じた時、身体を適度に休めたら、あとは楽しいことに身をおきます。
好きなことについて調べてみたりしてワクワクしたら、逆に脳がエネルギーをチャージしていきます。。

瞑想(マインドフルネス)

瞑想は、雑念による脳エネルギーの無駄遣いを防いでくれます。
ヨガの時、無になって!と言われ、瞑想状態を作ろうと試みるものの、これが結構難しいなと感じる方も多いかもしれませんが、、。
瞑想中の脳は、ベータ波が減少。ベータ波とは、情報処理を行っている時に出る脳波です。これがお休みに入る。変わりにアルファ(リラックス状態)からシータ波(まどろみ、ひらめき脳)へとシフトしていきます。アンテナを張り巡らさなくても良いため(DMNが働かず)、エネルギー疲労は軽減されます。

脳をシータ波にする

瞑想中はシータ波になっていくとお話ししましたが、そのシータ波になるのは瞑想だけではありません。
シータ波が出るタイミングは、ほかにもあります。主な3つをご紹介します。

①昼寝をする(15~20分)
15~20分位のお昼寝が良いと言われるのは、睡眠(デルタ波)までいかないシータ波の状態だからです。
身体は休んでいるけれど、脳はまだ起きている、そんなシータ波のまどろみ状態が脳を穏やかにしてくれます。
左脳の休息が出来るのがシータ波です。

②興味あるものついて調べる(②に関連)
何か新しいこと、ものに集中することでシータ波が出てきます。
学習・記憶を司る海馬が刺激されてくるとシータ波が発生すると言われています。

③ヘッドマッサージで脳をシータ波に同調させていく
脳波外的要因に同調するという性質があるので、優しいタッチの一定リズムのヘッドマッサージ技術によってシータ波へと導いていくことが可能となります。

まとめ

疲れの正体、お分かり頂けたでしょうか??
脳の使い方で、疲れの感じ方が全く変わってきます。
思考が堂々巡り、同じことばかり考えてしまう・・・疲れた・・
そんな脳になっている時は、
ぜひ、身体だけでなく、脳の思考をしっかり休息させる習慣を日ごろから心がけてみてくださいね。

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